〔食・農 応援プロジェクト〕エフエム山形 オリジナルコーナー番組

おしゃべりな畑

[おしゃべりな畑 Vol.14]2017.10.17放送(終了)

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Guest

工房ストロー主宰髙橋伸一 様

Thema

藁細工と最上伝統野菜

今回は、真室川町「手仕事と食べ物 工房ストロー」の「高橋伸一」さんとのおしゃべりです。もともと、最上の役場で在来作物と関わられていた高橋さんが、1年前、役場をやめて始めたこと。それは伝統の手仕事でした。

Guest Profile
プロフィール
1975年、山形県真室川町の稲作・畑作と畜産を営む農家の5代目として生まれる。古来からの年中行事が息づく町の、3世代が同居する家で、豊かな自然を遊び場に、動植物も遊び仲間という環境で育つ。高校卒業後、地元の町役場に就職。地域活性化をめざす町のブランド化戦略に関わる中「ないものねだりから、あるもの探しへ」という地元学の考え方に触発され、藁細工などの手仕事、伝承野菜、伝統行事など、町のユニークな〈宝〉の存在に気づき始める。後継者不在により断絶の危機に瀕しているそうした地域の〈宝〉の継承こそ自分の使命とこころに決め、2016年3月、20年以上勤めた町役場を退職し、工房ストローを立ち上げる。藁細工の素晴らしさや楽しさ、また古きよき地域ならではの〈宝〉を多方面に情報発信し、その継承と発展をめざして日々活動中。

Information

工房ストロー工房ストローは、数頭の牛を飼い、自家用に鶏を飼い、地元に伝わる伝承野菜と米を育てる昔ながらの小規模な百姓であり、冬は地域に残る藁の手仕事の技術を受け継ぎ、現代の生活にもマッチした作品づくりを目指しています。ストローとは藁(わら)のことです。
工房ストローの藁細工作品には、細工に適した古代米など10種類以上を稲から育てて手刈りし、自然乾燥した藁のみを使用しています。昔ながらの技術を受け継ぎつつ、現代風アレンジが加わり、今の暮らしにも取り入れやすいように工夫しています。
また、伝承野菜と呼んでいる地域在来の野菜も数多く育てています。真室川町には30品種前後の伝承野菜がありますが、そのどれもが驚くほど美味しく、作り手の多くは手間がかかったり、収量が少ないながらも毎年そのおいしさを求めてあえて伝承野菜作り続けてきたといいます。各地に残る在来作物の多くは品種改良の手が加えられていない分、馴染みにくい特徴的な味だったり、硬かったり、クセのあるエグ味、渋味、苦味があるなど、甘い野菜に馴れた現代人には馴染みにくいものが多い中、真室川町の伝承野菜は、甘い、柔らかい、なめらか、香りが良いなど、まさに良いことずくめ、それでも近年、後継者の減少や高齢化によって種の存続すら危ぶまれるようになっていました。そこで今年2017年4月に仲間と共に「真室川伝承野菜の会」を立ち上げ、組織的で安定的な採種と栽培及び販路拡大の活動を始めたところです。現在は、20名ほどの仲間と栽培方法の勉強会やファンを広げるための食事会イベント、共同出荷による販路拡大など、様々な取り組みを展開しています。
まだまだ魅力的な野菜や手仕事が残っているだろう真室川町やその周辺地域の魅力を掘り起こし、受け継ぎ、広く発信していく活動を仲間と共に今後も続けていけたらと思っています。

関連
・工房ストロー  http://kobo-straw.com/
・工房ストローFB https://www.facebook.com/kobostraw/
・真室川伝承野菜の会FB https://www.facebook.com/tradvege/
・真室川「伝承野菜」図鑑 http://www.yume-net.org/mamurogawa-brand/sub9densyouyasai.html