〔食・農 応援プロジェクト〕エフエム山形 オリジナルコーナー番組

おしゃべりな畑

山形在来作物図鑑

うこぎ

由来および特性

うこぎは、記録では918年頃の「本草和名」に中国名「五加(うこ)」として登場しており、日本には古く中国から伝わっていることがわかる。
1603年のポルトガル人向けの日本語の辞書には「うこぎの葉は和え物にされる」という記述があり、少なくとも江戸時代には一般的な野菜であったようだ。
うこぎは、タラノメと同じウコギ科に属す。主に新芽を食べるのだが、一度摘んでも次々と新芽が出て、また、日当たりも環境も選ばない適応性の高さを持っている。
置賜地域では、今でも米沢の人々に尊敬されている米沢藩主上杉鷹山公が江戸時代に推奨したもので、現在も日常的に利用されている。
あるテレビ番組では「米沢で垣根を食べている人たちがいる」いう紹介があり、確かに半分は当たっているが、その発想は逆である。
「食べられるものを垣根にした人たちがいる」これが正解なのである。

米沢で食用としているのは「ヒメウコギ」という種類で、もともとは薬用として日本に持ち込まれ、荒地にも強く丈夫なため庭や生垣に植えられていた。ヒメウコギの大部分は雌木で、とげが少なく葉も柔らかなため、食用に向いている。

栽培地区
米沢市、川西町
定植
4〜5月、10月〜11月
収穫
新梢 5〜9月
新芽 3〜5月
種子・種苗増殖法
休眠枝挿し、緑枝挿しによる挿し木繁殖
種子・種苗の入手方法
米沢地区森林組合で販売
調理法
天ぷら、和え物、おひたし、ご飯等

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