〔食・農 応援プロジェクト〕エフエム山形 オリジナルコーナー番組

おしゃべりな畑

山形在来作物図鑑

遠山かぶ

由来および特性

「遠山かぶ」の名は、米沢市遠山地区の地名に由来。1600年に上杉家が越後から会津を経て米沢に転封した際に持参し、その後1800年頃、上杉鷹山公が産業振興策のひとつとして、「だいこんは東の梓山に、かぶは西山に作り、秋かぶは遠山に」作るように奨めたことから、盛んに作られるようになったと言われている。
県内には在来のかぶが多いが、白くて丸い在来かぶは「遠山かぶ」のみ。
かつて遠山では大半の農家が栽培していた。一時は消滅の危機にもさらされたが、その味を守りたいという漬物店、農家、地元酒蔵との連携で、ただ一人の生産者を見つけ出し、その種を守ることができた。
現在は主に雪菜生産部会に所属する農家が栽培し、種を守り続けている。

遠山かぶは一般のかぶよりかぶ本来の風味と甘味が強いことが特徴。長期保存が可能で、抜き取ってからワラなどで囲っておくと、翌春まで貯蔵が可能。
根は青首でやや円錐形、根径は8〜9cm。
肉質は堅く繊維質で温め直しをする料理に入れても、荷崩れしないのが特徴。
この遠山かぶと長岡菜を交配してできた「かぶのとう」が、雪の中で育つ野菜「雪菜」になったといわれている。

栽培地区
米沢市上長井地区
は種
8月下旬〜9月上旬
収穫
10月下旬〜11月上旬
種子・種苗増殖法
種子増殖
調理法
味噌汁、シチュー、漬物

山形在来作物一覧